エイプレイス本社ブログ

福祉先進国デンマークには「エイジング・イン・プレイス」(Aging in place)、日本語に訳すと「住み慣れた地域で、自分らしく最後まで」という考え方があります。わたしたち「エイプレイス」は、高齢者やその家族が住み慣れた地域で、自分らしく最後まで暮らせるよう、在宅介護事業や生活支援サービス等の活動を通じて、様々なサポートを行います。

全国介護保険・高齢者保健福祉担当者会議の資料

こんにちは!

エイプレイスのヤマザキです。

●全国介護保険・高齢者保健福祉担当者会議の資料

昨日のブログで紹介した全国介護保険・高齢者保健福祉担当者会議の資料が、
厚生労働省ホームページに掲載されましたのでご報告します。

全国介護保険・高齢者保健福祉担当者会議-厚生労働省(外部リンク)

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●介護事業の生産性向上について

資料のうち、「7.介護事業の生産性向上について 」では、
介護分野におけるICTの活用等による業務効率化がのべられてます。

地域包括ケアの推進には、介護人材の確保や、生産性向上が必要ですが、
現状は、サービスに係る記録や書類の電子化が進んでないことや、
行政側も指導監査に際し紙媒体で記録の提出を求める事例が多いこと等が、
大量の書類作成や煩雑な管理につながり、業務の非効化をまねています。
 
資料 7.介護事業の生産性向上について_01
<参考>全国介護保険・高齢者保健福祉担当者会議 7.介護事業の生産性向上について-厚生労働省 

介護分野のICTの活用による効率化を実現するために、資料にある
平成27年度補正予算(案)の民間に委託による実態把握及び比較分析等や、
平成28年度のモデル事業を行い、全国に広めていきたいと考えだと思われます。

資料 7.介護事業の生産性向上について_02
<参考>全国介護保険・高齢者保健福祉担当者会議 7.介護事業の生産性向上について-厚生労働省

エイプレイスでは、すでに業務支援システムを導入し、
介護サービス記録をタブレット・スマートフォンで入力していたり、
利用者情報をペーパレスで管理する等、業務効率化を推進しています。


書類整理等の係る時間を短縮し、その分の時間を
サービスの品質向上に充てることで
ご利用者様により良いケアを提供したい次第です。


今後も国の方針にアンテナをはりつつ、運営してまいります!


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全国介護保険・高齢者保健福祉担当者会議

こんにちは!

エイプレイスのヤマザキです。

● 全国介護保険・高齢者保健福祉担当者会議

12月22日(火)に全国社会福祉協議会・灘尾ホールで開催された
 「全国介護保険・高齢者保健福祉担当者会議」を傍聴してきました。

全国介護保険・高齢者保健福祉担当者会議-厚生労働省(外部リンク)

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厚生労働省老健局が主催となり、安倍内閣の推進する
「一億総活躍社会実現に向けて緊急に実施すべき対策」
第3の矢にあたる「介護離職ゼロ」の分野において、
今後の対策や補正予算の配分等につき、
全国都道府県の担当課に指示や方向性をしめした会議
になります。

以下、当日の説明や資料から読み取った情報をお伝えします。

●在宅・施設サービス等の整備の充実・加速化


政府は、介護離職防止及び特養待機者の解消を図るため、
2020年代初頭までに在宅・施設サービス等の整備を加速します。

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具体的には、従来目標であった38万人分増から、
12万人分を追加して、50万人以上の増加を支援するそうです。

そのうち、2万人分はサービス付高齢者向け住宅(国土交通省予算)、
10万人分は以下の在宅・施設サービスになります(厚生労働省予算)

・特別養護老人ホーム
・特定施設(ケアハウス)
・介護老人保健施設
・小規模多機能型居宅介護
・認知症グループホーム
・看護小規模多機能型居宅介護
・定期巡回・随時対応型訪問介護看護


定期巡回サービスも対象となっておりました。

厚生労働省の予算では、1年につき2.5万人の解消を目指すことになりますが、
その内容は、在宅・施設サービス等で毎年1.5万人、
特養待機者で毎年1万人と考えているようです。

●介護人材の確保

在宅・施設サービスが増えても、そこで働く介護職員がいなければ意味がありません。

そこで、介護人材確保対策として、平成27年度補正予算では以下の案がしめされました。

(1)離職した介護人材の呼び戻し
再就職準備金の貸付等

(2)学生の新規参入促進
介護福祉士養成施設の学生への学費等の貸付等

(3)中高年齢者の新規参入促進
将来の就労意向のある中高年齢者への入門的研修の実施
上記研修受講者の都道府県福祉人材センター等への登録等

(4)離職防止・定着促進
雇用管理改善(キャリアアップ)のための助成金の活用
認証・評価制度の実施
雇用管理改善に取り組む事業者の表彰等


上記等の対策をもって、人材確保を強化する狙いです。

AT176

個人的には、介護職員の人材確保のためには、
従来の介護(職員)」のイメージを払拭し、
社会的な地位が向上する
ことが、根幹の部分にあるように思います。

そのためには、政府の対策だけではなく、介護サービス事業所や
そこで働く職員自体の意識改革も必要になってくるのでは、と考えます。

政府の対策をただ待つのはなく、介護離職ゼロを目指して、
エイプレイスでも積極的に取り組んでいきます!


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平成27年度補正予算(案)

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エイプレイスのヤマザキです。

●平成27年度補正予算の概要

12月18日に平成27年度の補正予算の内容が発表されました。

財務省のホームページに詳細が掲載されています。

平成27年度補正予算-財務省(外部リンク)

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一億総活躍社会の実現に向けて緊急に実施すべき対策等として、
1兆1,646億円の予算が組まれています。

そのうち「介護離職ゼロ」(第3の矢)関連としては、
以下の予算が組まれました。

介護基盤の整備加速化事業 922億円 
介護人材の育成・確保・生産性向上 444億円
サービス付き高齢者向け住宅の整備 189億円

●厚生労働省の概要

「介護離職ゼロ」に関する具体的な予算については、
厚生労働省の発表する資料に掲載されています。

平成27年度厚生労働省補正予算案の概要-厚生労働省(外部リンク)

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特に注目したいのは、以下の予算です(原文のまま)

都市部を中心とした在宅・施設サービスの整備の加速化・支援の拡充
 (地域医療介護総合確保基金(介護分)の積み増し) 921億円

 2020年代初頭までに、介護サービスが利用できずやむを得ず離職する者を
なくすとともに、特別養護老人ホームに入所が必要であるにもかかわらず
自宅で待機している高齢者を解消することを目指し、
約10万人分の在宅・施設サービスの前倒し、上乗せ整備を支援する。
また、定期借地権の一時金の支援の拡充、介護施設等の合築・併設を行う場合の
補助単価の加算新設、空き家を活用した整備を支援する。

安倍首相の発言では、「施設の拡充」が取り上げられましたが、
予算案のなかでは、しっかり「在宅サービス」にも触れられていました。

在宅サービスのおいて、「定期巡回」と「随時対応」で
施設と同等のケアを提供する定期巡回サービスは、
支援の対象になるのではないかと想像できます。


何れにせよ国の方針を「予算」というかたちでしめしたものになるので、
今後、国がどのように舵をとっていくか、方向性を検討する上で、
大事な資料になるといえます。

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